人生を振り返る散文

 

何をしても、何をしなくても人生は回る。
少しずつ変化していく。
気がつけば子供時代は終わり、青春も過ぎ、大人になっている。
でも悲しいことではない。
今しかないことが待っている。
この時も一瞬。
また数年後には今を懐かしんでいる自分がいる。

いろいろなことがあっても、自分の、そしてみんなの人生は回り続けている。
儚い日々に人生の煌めきを感じる。
人の笑顔を見て、私も口角が上がる。
人の涙を見て、私も悲しくなる。
辛いことがあったり、幸せなことがあったり、回って回って、最後の時に“楽しい人生だったな”と思えたらそれが1番だと思う。
だからいつでも楽しもう。
辛いときもまた過ぎ去り、笑っている日が来る。
扉を開けるのは自分。
閉めるのも自分。
勝手に開けられた扉からは幸せばかりでなく、時には災難もやってくる…でも閉めたいと望めばいつかは閉められるときが来る。
その鍵は自分が持っている。
終わりは始まり。
どうかこれから新しく開かれる扉からは希望が溢れだしますように。

 

福本舞衣子

 

(この前のイラスト展に出品させていただいた『はじまりの鍵』にも含ませていただいたテーマです)

 

Quoi que je fasse, ou ne fasse rien, la vie continue quand même.
Elle change peu à peu.
L’enfance est terminée sans s’en rendre compte, la jeunesse est passée, et on devient adulte.
Mais ce n’est pas triste.
Ce qui ne peut goûter la vie que maintenant nous attend.
Quelques années plus tard, on s’en souviendra aussi avec nostalgie ce qu’on vit ce moment.

Quoi qu’il arrive, ma vie et la vie de chacun continuent à tourner.
Je ressens l’éclat de la vie en vivant ces jours éphémères.

En regardant le visage souriant de quelqu’un, je relève les coins de ma bouche moi aussi.
En voyant les larmes de quelqu’un, je me sens triste moi aussi.

Il y a quelque chose de dur, de joyeux dans la vie, et ça tourne,  tourne…mais après tout je crois que c’est la meilleure qu’on peut penser «c’était une vie amusante» à la fin de notre vie.
Alors amusons-nous à tout moment.
Même quand c’est difficile, le temps dur va terminer et le jour où nous rirons viendra.
C’est moi-même qui ouvre la porte de ma vie.
C’est aussi moi-même de la fermer.
Non seulement des choses heureuses qui vont de la porte ouverte sans volonté, parfois la catastrophe vient aussi… Mais quand nous voulons la fermer, le moment viendra un jour où nous pourrons la fermer.
Nous avons la clé pour ça.

“La fin”, c’est aussi “la commence”.
Espérons-nous des bonheurs ce qui va de la porte qui sera ouverte dans le futur.

Maiko FUKUMOTO

 

平成最後の秋の始まりは人生を振り返る年になりました。

この前の台風は今まで生きてきた中で1番怖い台風でした。

鉄筋コンクリートの我が家も揺れて地響きを感じ、近所の屋根瓦は外れ、大きなトタン板や鉄パイプなどが飛んできて、一時停電の中で響く恐ろしい風の音と爆発かと思うような落下音。
そんな中、幸い大きな被害には遭いませんでしたが、台風が過ぎ去った後の我が家の前には大きなトタン板に混じり、鋭く尖った破片やビール瓶、欠けた瓦などが散乱…あの強風の中もし外にいたら、もしぶつかり方が悪かったら大変なことになっていたであろうものが転がっていました。
町の信号機は変な方向に曲がり、街路樹を始めいろいろな物が倒れ、吹き飛ばされ、屋根が剥がれた建物も…
家族はその日から復旧作業にあたり、連日泊まり込み。そんな台風の夜、もう一つの家族の病と入院の知らせ。
その週末に予約していた主人の両親への誕生日ギフト旅行はもちろんキャンセルし、この地に心配を残しつつ、帰れない主人に代わり一人帰省。
病の早期発見により義父は幸い大事に至らず、自宅療養となって先日退院し、本当に安心しました。

その他にも重ねていろいろな感情の巻き起こるようなことがあったこの9月初旬。
でもようやく我が家の嵐も過ぎ去りはじめました。

 

いつ何があるか分からない毎日の中、健康で楽しく過ごせる内に大切な人と目一杯楽しんで過ごしておきたいとまた改めて思いました。

 

台風、地震被害に遭われたみなさまの日常が1日でも早く戻りますよう心より祈っております。

そして連日連夜帰れないままひたすら復旧作業にあたってくださったみなさまに感謝いたします。

 

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