私は昔から絵が好きでした。
見るのも描くのも好きでした。
フランスに住んでいた幼少期は近くに有名な美術館がたくさんあって、家族でよく見に行っていました。
オルセー美術館やルーブル美術館、オランジュリー美術館などなど。
そこでたくさんの魅力的な絵画を見る度にワクワクして、不思議なぐらい楽しくてドキドキして、早く私も描きたい!と強く思いました。
家に帰ると夢中でカラフルなペンを紙に踊らせました。
本当にこの時間が好きで、子供の頃の一二を争うぐらいのワクワクした思い出として今でも記憶に残っています。
絵と本が好きだった私は将来の夢を画家か作家と小さい頃から言っていました。
そこで両方の良さをもった絵本作家にいつからか憧れるようになったのです。
やっぱり絵も父の影響が強かったのかもしれません。
父も絵が好きで、昔描いた油絵などを子供の頃によく見せてもらっていました。
ほんの少しだけ日本でも幼稚園に行った時に、人物の絵を足から描いていくのが珍しかったらしく、同級生にからかわれたりして一般的な描き方じゃないのかとビックリしたことを覚えています。
今では頭から描くようになりました。
小学生の頃は図工の授業が1番好きで、水彩画に夢中になったり、理科の授業で植物のスケッチをすることに全力を注いだり、夏休みの宿題はポスターと工作物に1番力を入れたりしていました。
切り絵セロハンで作る絵にパリのモンマルトルにあるシャンソン酒場のラパン•アジル(Lapin Agile)をセレクトしたりしたなかなか渋い小学生でした。
まだ実家のどこかに残っていたはずなので、また見つけたらブログにも載せたいと思います。
中学生になっても変わらず美術好きで、部活も入学前から決めていた美術部に入り、鉛筆画や油絵などを描いていました。
顧問の先生に言われて嬉しくて今でも覚えている一言があります。
「福本さんの絵はいつ見ても福本さんの絵だと分かるね。」
と言ってくださったことです。
そんな中学の美術の授業で模写をする回があり、選んだ絵がジョルジュ•スーラ Georges Seurat の『サーカス(Le Cirque)』でした。
点描で有名なスーラです。
私はというと点々は爪楊枝の裏を使って描きました。
私の点々は後描きなので点で描いたスーラとは全く異なりますし、授業時間が足りなくて後ろの観客の数も割愛しました。
それでも私の中で今でもお気に入りの模写作品です。
絵に合わせて額も作ったのが嬉しかったです。
私は絵を引き立たせたかったので、額はシルバーでシンプルなデザインにしました。
今見ても色褪せていなくて嬉しいです。
高校生になり、初めて意識してこのスーラの『サーカス』の本物の絵をオルセー美術館に見に行ったら、思っていたよりも大きくて驚きました。
また久しぶりに見に行きたいですね。
(↑フラッシュ無しの写真撮影が可能な頃)
絵を描き始めると食べるのも寝るのも忘れて没頭してしまうことと、才能溢れる人が世の中にはたくさんいることを知って画家の夢は早々に諦めましたが、もしまた時間に余裕が出来たなら、油絵など描いてみたいです。
実は前のブログ、アメブロの方にも同じようなことをすでに書いています。
前のブログから読んでくださっている方はまたまたな内容で申し訳ないです。
それだけ私の人生で思い出に残っているエピソードです✨
→前のアメブロ記事
http://ameblo.jp/7501675016/entry-12172703912.